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梅錦を知る

社長のページ『おいしい話』

Vol. 200 クラフトビール

【2015.2.9】


最近クラフトビールという言葉を聞くことが多くなりました。クラフトビールはアメリカのマイクロブルワリーが造るビールの呼称です。

日本では1994年(平成6年)4月最低製造数量が2000klから60klに引き下げられましたが、この時小醸造家ビールを地ビールと呼ばれました。しかし、クラフトビールの素直な日本語訳は「手造りビール」だと思いますが、日本酒の地酒のイメージから、地ビールといわれたのだと思います。

物珍しさで地ビールに飛びついたのでしょうが、ヨーロッパのビールの飲み方についての知識が無く、大手のビールと同じ飲み方をした人、あおって飲み咽喉越しを楽しむビールと同じ飲み方をした人にとっては、高くて、味が重いビールだったのでしょう。

規制緩和の申し子として盛り上がった地ビールブームでしたが、数年でブームは一気に萎んでしまいました。規制緩和で300社近くできた、小醸造ビールメーカーの数も減少しました。国税庁のHPに地ビール製造場(者)の推移という表があります。国税庁は最初から地ビールという言葉を使っています。

平成6年(1994年)から始まった地ビールは平成11年(1991年)には264場、平成14年(2002年)230場に減少しますが、平成15年(2003年)再び273場に増えますが以後、減少が続き平成22年(2010年)194場と、200場を切ってしまいました。地ビールの販売量は国税庁が平成14年(2002年)から平成22年(2010年)までのデーターが公表されています。平成17年が大きく伸び、翌年は少し下がるが平成22年まで伸び続けます。当社は遅ればせですが平成22年から伸び始め平成26年平成27年は10%を越える伸びになりました。

地ビールと呼ばれたビールをクラフトビールと呼び始めたのはなぜでしょうか。ネットに「地ビールは不味いビールがあったが、製造技術を研究したブルアーの技術が高くなり、ブルアーの職人気質が伝わってくる美味しいビール」だという説明がありました。私が地ビールとクラフトビールの違いを定義するとすれば、地ビールは観光地のお土産物ビールが主流となってしまったが、東京中心に「味わうビールとして発信したブルワリーが造ったビール」だと思います。ベルギービールの専門店が目につくと時を同じくして、クラフトビール専門店ができてきました。地ビールの専門店はマニアックなビールファンが行く店だったのに対し、クラフトビールの専門店は新しいタイプの違う味のビールを楽しむおしゃれな店というイメージでしょう。この時期から、全国各地でクラフトビールフェアーに人が集まるようになりました。

クラフトビールの味について「酸味と苦みのバランス」はクラフトビールの作り手である醸造家の意思であり、醸造技術の結果だとか、「楽しい」「面白い」を造り手が楽しんでいる楽しさを味わうことができると表現しているのを見つけました。

アメリカのクラフトビールの代表はサムエルアダムスです。アメリカのマイクロブルワリーの定義は200万バーレル(318,000kl)以下でしたが、2011年600万バーレル(954,000kl)に変更になりました。サムエルアダムスがマイクロブルワリ―であり続けるための変更でしょう。アメリカでのマイクロブルワリーのシェアーは17.2%に成長していますが、日本の地ビールのシェアーは1%にも達していません。

日本の小醸造家ビールの雄は星野リゾートが経営する㈱ヤッホーブルーイングの「よなよなビール」ですが、製造が間に合わないのでキリンビールと提携し、製造委託をするという記事が日刊紙の記事にもなりました。製造量は2、000klを越えたようです。2000klは規制緩和前のビール免許の最低値ですから、マイクロブリュアリーの規模を越えたということでしょう。しかし、サムエルアダムスの規模の100分の1にも達していません。「よなよなビール」は通販で市場を作りましたので、アメリカにもない新しいコンセプトのビールといえるしょう。


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