HOME > 梅錦を知る >  梅錦ブログ > おいしい話 > Vol. 208 ホップ


サイト内検索


梅錦を知る

社長のページ『おいしい話』

Vol. 208 ホップ

【2015.10.10】


学生の時、ビール製造の講義で、ホップについて記憶しているのは、ドイツ・ハラタウ産が一番ということだけです。
1994年4月、ビール製造免許を取得する準備でドイツの各地の伝統的ビール醸造所を見て回りました。ドイツの最後の日に、ミュンヘン
から日帰りで、チェコのピルゼン(Plzen:グーグルの地図ではプルゼニ市と表記)にあるピルスナーウルケルの工場を見学に行きました。
今や、世界のビールの大部分を占めるピルスナータイプの本家本元です。今では、この工場はピルゼン市で一番有名な観光地になっています。

ピルスナーウルケルは1842年ドイツで発明された冷凍機の1号機を採用しピルスナービールを造ったことで知られていますが、その1号機が今でも現役で動いているという説明を、鮮明に覚えています。これがビールを近代産業にした原点かと
感動しました。

ミュンヘンからピルゼンまで300㎞足らずです。ケグ(ビールを輸送するための樽)を輸入している商社の日本人の駐在員が自分で車を運転して案内してくれました。帰りにハラタウ(Hallartau)に寄り、そこでホップをペレットに加工している会社を見学しました。4月ですから畑にホップは無く、蔓が巻き付く高い棒が並んでいるだけでした。この棒の高さは8~12mだそうです。ペレットにしたホップが
積んである冷蔵倉庫を見ただけでした。
本場ハラタウの生ホップを使って伝統的なビールを造っている醸造所があるからと、連れて行ってくれました。この醸造所は土地の男爵家が長く経営しているそうです。カスターニアの木(マロニエの一種)の庭がビアーガーデンになっています。この木の下が地下倉庫になっていて、そこでビールを仕込んでいるそうです。

カスターニアの木は、地下倉庫を冷気でつつんで冷す効果があるとビール醸造所には必ず植えてある木だそうです。この地下倉庫は冬の間に作った氷を運んできて、夏場に低温で造ったビールが下面発酵ビールです。下面発酵ビールは1月以上
かけて低温で後発酵を行います。後発酵で熟成したビールを、ラガービールといいます。カスターニアの木の下で、心地よく飲んだビールの美味しさが、ビールの免許申請をしようと決心させたと記憶しています。この男爵家のビールの名前を調べましたが、屋外のテーブルで飲んでいる写真は出てきたのですが、醸造所の名前は分りませんでした。

ホップは実でも花でもなく、毬花(マリハナ)と呼ばれる、松ボックリを小さくしたような形をした緑の2㎝くらいの塊です。ホップは受精していな雌株の毬花を使います。残念ですが、季節が違い実際に生の毬花は見ることはできませんでした。その後、UMENISHIKIガーデンを開園します。UMENISHIKIガーデンはハーブ園とビアレストランがありました。そのハーブ園にホップ畑も造りました。蔓は2mくらいの柵に生わせました。それほど大きく伸びませんでしたが毬花はできました。噛んで見ると良い香りがして、苦みがありこれが写真で見る毬花だと納得しました。多年生植物なので翌年も自然に生えてきましたが、試醸してみるほどの量は採れませんでした。

昨年2月に岩手に酒蔵見学に行った時、遠野を通たった時、ホップ畑があると説明してくれましたが、この季節では棒が並んでいるだけでした。遠野ホップ収穫祭を調べると今年は8月22・23日でした。

当社が使っているホップはペレット状になったものです。収穫後、乾燥したホップを粉砕後、粒状のペレットにしたものです。ホップは大きくアロマホップとビターホップに分類します。言葉通りでアロマは香り強く、ビターは苦みが強いホップです。当社のピルスナーには5種類のホップが使われています。ビターホップはドイツ産ノーザンブルワーとアロマホップはドイツ産の3種類とチェコ産1種類の5種類のホップを使っています。


  • 梅錦商品紹介
  • 梅錦オンラインショップ

梅錦山川株式会社会社情報

  • 会社概要
  • 社歴
20歳未満の方へのお酒販売はお断りしております。

ページ先頭へ