日本酒は麹、蒸し米、水、それに乳酸が時間とともにそれぞれ必要な働きをし、最後に日本酒の酵母だけが安全にアルコール発酵できる環境をつくります。そのようにして皆さんの口に入るお酒になります。さて、この水もとの酒は、酵母と乳酸は自家蔵内でできたものを使い、もやし(麹菌群)は購入したものを使いました。
梅錦の初代山川由良太の「明治24年醸造控」の記述をもとに再現したものです。
○ 酒母は蔵の中の野生酵母
○ 乳酸は白米を水に浸しておいてできた「そやし水」の中の乳酸菌がつくった酸
○ もやしはもともと稲わらにいた「こうじかび」を生育し、糖化酵素の力の強い麹をつくれるようにしたもの
○ 麹はお酒のでんぷんを糖分に分解する働きをし、蒸したお米にもやしをふりかけて麹菌を繁殖させたもの。
この水もとのお酒の米は70%精米歩合のものをつかいました。明治24年頃は水車で精米しており、当時の飯米と同じ90%精米歩合ぐらいだったろうと思われます。