| vol.120 お酒と健康 手元にアルコールと健康の本が3冊あります。 ◆「アルコール健康法」J・アダムス著 木下秀雄訳(昭和52年発行・光文社) ◆「お酒の健康医学」栗原雅直著(1999年発行・ふたばらいふ新書) ◆「1日2合 日本酒いきいき健康法」滝澤行雄著(2002年発行・柏書房) です。 |
| お酒の飲み方やお酒と健康の本は外にも沢山あるのですが、手元にあるのは、お酒の話をしたり、文章を書いたりするときに使っているからです。 ◆「アルコール健康法」は30年も前の本で、アルコールの功罪を客観的に書いた本の嚆矢だろうと思っています。著者は自身の経験と約50人の飲酒家の経験を長い時間をかけてインタビューして書いたそうです。納得できる説明なので長年引用させていただいております。 |
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アルコールのカロリーは"1グラム7カロリー"だとか、"胃で約20%が吸収され残りは腸から吸収される"。 "アルコールを腸に浣腸すると吸収が早く、酔うのが早くなる"そうです。 "炭酸ガスの泡がアルコールの進行を早める作用をする。幽門弁が泡の活動で大きく開くからである。"ビールはアルコールが5%程度しかないのに、酔う理由ではないでしょうか。 "二日酔いにはアドレナル・ステロイドが効くが、強烈な薬物を処方する医者はいるまい"。だそうです。 "迎い酒やビタミンの効果なども書かれています。 ◆「お酒の健康医学」の著者は東京大学医学部卒で大蔵省診療所長ですから、あまり恣意的なことは書かないだろうと、安心して引用しています。 "アルコールとバルビツレート系の睡眠剤は同じカテゴリーの中に入っている。飲み続けていると酔うためにだんだん多くの量を必要するほか、交差耐性といって麻酔薬や睡眠薬が効きにくくなる。アルコールの分解酵素が増えると、これが睡眠剤も分解するようになるからだろう。" "酒を飲んだとき、身体や精神の変化が事故につながる三大原因は@身体平衡機能の低下A眼球運動の障害B行動機能の低下"だそうです。 ◆「1日2合日本酒いきいき健康法」は社長のページの健康シリーズの基盤になっている本です。VOL116(本年2月)でも引用いたしております。 私の酒の効用についての知識はこれらの本を基本にして、新聞記事やインタネットで検索した情報を参考にしています。できるだけ客観的だと思う資料を使うようにしています。 もう一度「アルコール健康法」の前書を引用します。 "酒の問題について、多くの「専門家」が間違っていることを発見した。たとえばアメリカには、900万ものアルコール中毒者はいない。あるいは大酒飲みが飲みすぎるには、必ずしも罪悪感、ノイローゼ、不安感、耐え難い緊張などから逃げ出すため、ないし感情的な苦痛を忘れるためなどではない。" なだいなだ はお医者さんの小説家なので文化人で影響力がある人なのに、どうして酒を飲む人はアルコール中毒予備軍のように書くのだろうかと訝っていました。なだいなだ は国立久里浜病院の先生で、アルコール依存症の専門家だと分かった時に、なるほどと納得しました。 |
| 次回の更新予定は7月10日です。 |